農林水産省は5日、2021年度のカロリーベースの食料自給率が前年度より1ポイント上昇し、38%だったと発表した。小麦や大豆の生産が拡大したほか、新型コロナウイルス禍で低迷していた外食需要の持ち直しで、自給率の高いコメの消費がその分回復したことが寄与した。過去最低水準だった前年度からわずかに改善したものの、依然として低い水準にとどまった。

 生産額ベースの自給率は4ポイント低い63%で、比較可能な1965年度以降最低を更新した。国際的な穀物価格の高騰などで家畜の餌となる飼料輸入額が増加したことや、国産のコメや野菜の単価が下落したことが響いた。