青森県弘前市の弘前城で、本丸西側斜面の石垣から階段状に積まれた石が姿を現した。かつて弘前藩では、忍者集団「早道之者」が他藩の監視や諜報に活躍。研究を続ける青森大学社会学部の清川繁人教授は、忍者がこっそり藩主から指令を受けるために使った「裏門」につながる道とみている。

 弘前城や地元の忍者屋敷を紹介するツアーガイドが昨年12月、豪雨で崩落した石垣跡で見つけた。「(加工された)形の良い石がむき出しになっている」と連絡を受けた清川教授が斜面の修復工事終了後、調査した。

 忍者の通用口とされる「埋御門」の位置を伝える複数の古地図と照合し、門につながる石段と判断した。