【ニューヨーク共同】国連総会は8日、国連安全保障理事会(15カ国)での常任理事国による拒否権行使の理由説明を求める初めての会合を開いた。中国とロシアの反対で否決された北朝鮮の制裁強化決議案が対象だったため、各国の発言は拒否権の是非よりも北朝鮮による核・ミサイル開発の違法性に集中した。拒否権は批判も多く、理由説明を求める総会決議の推進国は「歴史の新章」と評価。改革に一石を投じた。

 拒否権説明決議によって、安保理に限られていた議論が、全加盟国でつくる国連総会に広がった。決議を主導したリヒテンシュタインの国連大使は「国連の歴史の新章が始まった」と評価した。