精神障害のある男性(29)が窃盗などの疑いで逮捕された後、住居を引き払ったことを理由に高知市が生活保護を廃止したのは不当だとして、男性の母親(57)が高知県へ審査請求し、県が1日の裁決で、市の処分は違法だとして決定を取り消したことが7日分かった。裁決書で県は、廃止時に男性は市内で勾留されており、市が生活保護法に基づく保護の責任を負っていたと指摘した。

 母親が高知市で記者会見し明らかにした。市は「裁決を受け止め、廃止時にさかのぼって処分を見直す」としている。

 母親は会見で「市は家をなくしたから廃止したと聞く耳を持たなかった」と話した。