政府は、ロシアのウクライナ侵攻で再開のめどが立たない北方領土のビザなし交流の代替事業として、周辺の海上から先祖を弔う「洋上慰霊」を7月下旬から10回程度実施する方向で調整に入った。ビザなし交流で使用する交流船「えとぴりか」の活用を想定している。黄川田仁志内閣府副大臣が7日の参院外交防衛委員会で明らかにした。

 洋上慰霊の実施は、北海道の鈴木直道知事らが今月2日、岸田文雄首相に要請した。首相は「元島民の思いをしっかり聞き、必要な措置を実施していきたい」との考えを示していた。

 2020、21両年度の交流事業は新型コロナウイルス禍のため中止となった。