日銀の黒田東彦総裁が6日、共同通信きさらぎ会で講演し、商品価格の引き上げが相次いでいることを背景に「家計の値上げ許容度も高まってきている」と述べた。2%の物価目標の達成を目指す上で「重要な変化と捉えることができる」と期待を込めた。食料の価格高騰に苦しむ家庭は多く、発言は議論を呼びそうだ。

 金融政策に関しては、日本経済は新型コロナ禍から立ち直っていないため、引き続き景気の下支えが必要だとして「揺るぎない姿勢で緩和を継続していく。引き締めを行う状況には全くない」と強調した。

 生鮮食品を除く消費者物価の上昇率は4月に前年同月比2・1%となり、目標を上回った。