東京電力福島第1原発事故を巡り検察審査会の議決に基づき、業務上過失致死傷罪で強制起訴され、一審は無罪だった東電の勝俣恒久元会長(82)、武黒一郎元副社長(76)、武藤栄元副社長(71)の旧経営陣3人の控訴審が6日、東京高裁で結審した。検察官役の指定弁護士は一審判決の破棄を、3人の弁護側は控訴棄却を求めた。判決日は追って指定される。

 原発への津波襲来を予見できたか、東電の安全対策が適切だったかどうかなどが争点で、高裁が改めて刑事責任の有無を判断する。被害者参加代理人によると、細田啓介裁判長は判決の候補日として12月や来年1月の日付を示したという。