トルコやイラク、シリアなどに分断された地域の民族クルド人の文化をテーマにしたシンポジウムが4日、広島市で開かれた。「クルド人虐殺と原爆の惨状が重なる」との思いで広島を訪問したクルド人が参加。在日クルド人の現状にも触れ「彼らは社会の一番下の部分で生きている。声を上げないことが許されるだろうか」と訴えた。

 参加したのは民族音楽研究家セルダル・ジャーナンさん(36)ら。

 ジャーナンさんは伝統楽器バーラマの演奏と歌を披露。1988年にイラクのフセイン政権(当時)による毒ガス攻撃を受け多数の住民が犠牲になった町ハラブジャを広島になぞらえた歌も紹介した。