札幌市議会で6日、「動物福祉」の観点から動物園の役割や責任を定めた条例が全会一致で可決、成立した。市内の動物園で2015年、誤った飼育方法により動物が死んだ事故が起きたことを踏まえ、動物園は単なる娯楽の場ではなく、生物多様性を守る場との本来の目的を明記した。環境省によると、動物福祉を動物園の理念として規定する法令は全国初。

 対象は市内の全ての動物園や水族館。動物がストレスや苦痛を感じず、本来の行動を取ることができるような飼育環境の整備を求める。動物の尊厳を守るため、餌やりなどで直接来園者が触ることや、人間に模した格好をさせることも禁じる。