【ワシントン共同】世界の食料価格が1%上昇するごとに1千万人近くが1日1・9ドル(約248円)未満で暮らす「極度の貧困」に陥るとの試算を世界銀行が5日までにまとめた。ロシアのウクライナ侵攻の影響が食料の値上がりに波及。世銀は「最貧困層ほど家計に占める食費の割合が大きく、価格高騰の衝撃を受ける」と危機の拡大に警鐘を鳴らす。

 世銀のエコノミストは共同通信の取材に「世界中で影響が出ており、日本でも(低所得層を中心に)打撃となるだろう」と指摘。国連食糧農業機関(FAO)は3日、5月の世界食料価格指数が前年同月比で22・8%上昇したと発表した。