「日本三大瓦」の一つとして知られ、島根県西部で作られる石州瓦の生産数が5年ぶりに増加へ転じたことが石州瓦工業組合(島根県江津市)の調べで分かった。新型コロナウイルス禍からの反動増に加え、燃料高による値上げに備えた駆け込みも影響した。金属製の屋根材に押され近年の需要は減少。組合は耐久性など瓦が持つメリットをPRすることで地場産業の再興につなげる。

 2021年度の出荷枚数は前年度比5・4%増の2480万枚。国内の新設住宅着工戸数の回復に連動した形となった。月別で最多だったのは22年3月の431万枚。