【マニラ共同】フィリピンのロクシン外相は23日、南シナ海での石油・天然ガスの共同探査・開発に向けた中国との交渉をドゥテルテ大統領の判断で打ち切ったと表明した。主権の問題と憲法上の制約を理由に挙げた。

 両国は南シナ海の領有権を巡って対立しており、主権問題では譲らないフィリピンの姿勢を示した形だ。ロクシン氏は中国の王毅外相と3年間にわたり交渉を続け、妥協点を探ったが、不調に終わったと説明。「石油とガスの議論は完全に終わった」と述べた。

 ドゥテルテ氏と中国の習近平国家主席は2018年、南シナ海での石油と天然ガスの探査に向けた協力で基本合意していた。