【プノンペン共同】岸信夫防衛相は21日、訪問先のカンボジアの首都プノンペンで、ティア・バン副首相兼国防相と会談し、海洋進出を強める中国を念頭に「力による一方的な現状変更は、いかなる地域においても許してはならない」と伝えた。東・南シナ海問題を巡り、中国への傾斜を強めるカンボジアとの関係を強化し、中国けん制につなげたい思惑がある。

 カンボジアは今年の東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長国。南西部リアム海軍基地の拡張工事で中国から財政支援を受けるなど、中国との関係が深い。

 岸氏は21日、インドネシア、ベトナムなどの国防相とも会談した。