日銀の国債買い入れ額が先週に約10兆9千億円に達し、先々週の約2兆3千億円から急増したことが20日、分かった。欧米の利上げにつられて日本の長期金利が上昇しないよう大量購入したためで、日銀の国債保有残高の伸びが再び加速し、金融政策の正常化が遠のく恐れが出てきた。欧米と日本で金利差が開くと円は売られ円安が進み、輸入価格上昇にもつながる。

 先週は、日銀が17日の金融政策決定会合で金利上限の引き上げを決めるとの海外投資家などの思惑から、国債の売り注文が膨らみ、利回りが0・25%を超える場面が目立った。日銀は買い入れ額を大幅に増やして市場の思惑に応戦した。