古事記に出てくる神話で現世と死者の世界の境界として描かれる「黄泉比良坂」の伝説地(松江市東出雲町)で19日、亡き人に宛てた手紙を火にくべる「たき上げ」が行われた。「ありがとうが届きますように」といった思いがつづられた、全国各地から1年間に集まった約1200通が奉納された。

 たき上げは、伝説の地の保存に取り組む団体が、故人宛ての手紙を募る手作りポストを設けた2017年から、毎年6月に実施。特設した祭壇の前で団体の代表者が祝詞を上げ、手紙の一部を紹介して「生まれ変わっても、私の息子でいてください」などと朗読した。