滋賀県甲賀市で、江戸時代の忍術書「間林清陽」の写本が見つかったと市などが19日、発表した。間林清陽は、甲賀・伊賀の忍術を辞典のようにまとめた代表的な忍術書「万川集海」(1676年成立)の基になったとされる。万川集海は間林清陽も参考にしたと明記していたが、存在や中身は確認されていなかった。

 表紙には「軍法間林清陽 巻中」とあり、48カ条の忍術が載っていた。竹からまきびしを作る方法や、大勢の敵に囲まれた際の戦い方、小さな音を聞く方法、音をたてない履物の作り方などが具体的に記されていた。番犬にほえられないように手に鬼の文字を書いて九字を切るという呪術もあった。