塩野義製薬が開発した新型コロナウイルス感染症の飲み薬について、厚生労働省の専門部会は22日に会合を開き承認の可否を審議する。国産初の軽症者向けの飲み薬として期待される一方、現状では「有効性を示すデータは不十分」との見方もあり判断が注目される。

 薬の名前は「ゾコーバ」。ウイルスの増殖を防ぐことを目的に、軽症や中等症患者への使用を想定している。塩野義は2月、3段階ある臨床試験(治験)のうち2段階目までの中間段階のデータで審査できる「条件付き早期承認制度」の適用を求めて申請した。100万人分を生産済みで、海外展開も視野に増産の意向を示している。