「受け入れられない」「ふざけるな」。東京電力福島第1原発事故を巡る集団訴訟で、国の賠償責任を認めないと結論付けた最高裁判決。東京都千代田区の最高裁前に結集した各地の原告や支援者らに怒りが渦巻いた。原告らが待ち望んだ判決と正反対の内容に「司法は事故の教訓を何も残さないのか」と、落胆した表情を浮かべた。

 梅雨の曇り空が広がった17日午後3時過ぎ。福島訴訟の原告代理人馬奈木厳太郎弁護士は、最高裁前で判決文の束を高く掲げ「断じて受け入れられない。この判決を福島の皆さんの前で本当に読み上げることができるのか」と声を張り上げた。