和歌山県古座川町の古座川の支流、小川の観光名所「滝の拝」で16日、餌を使わず針と重りだけでアユを狙う伝統漁法「トントン釣り」が解禁された。落差約8mの滝のそばからさおを伸ばす釣り人の姿が見られた。

 滝の拝は岩を削るように川が流れ、滝周辺に川をさかのぼるアユが集まる。これを狙って針を垂らし、水中で上下させて引っかける。重りを川底に何度も当てる動作から名前が付いた。古座川漁協の組合員のみに許され、7、8月のピークを経て12月末までが漁期。

 同町に住み、小学生の頃から続けているという谷口清さん(90)は「針にかかった感触が楽しくて毎年解禁の日に来る」と話した。