今年2月に89歳で死去した作家で、元東京都知事の石原慎太郎さんが、幼少期から晩年までを書き記した自伝を残していたことが16日までに分かった。「『私』という男の生涯」という題名で、幻冬舎から刊行された。

 弟で俳優の裕次郎さんら家族への感謝、文学や政治への思いのほか、女性遍歴などについても包み隠さずつづっている。幻冬舎によると、石原さんは60代で同書の原稿の執筆を始めた。自身と妻が亡くなった後の刊行を希望していたという。

 石原さんは同書の前半、父の死や裕次郎さんとの思い出、作家デビューなどを振り返った。3月に死去した妻典子さんにも触れ、感謝の気持ちを記した。