政府は16日、財務省の矢野康治事務次官(59)の後任に茶谷栄治主計局長(58)を充てる人事を固めた。来週にも発表する。

 茶谷氏は1986年に入省し、予算編成を担当する主計局を中心に歩んだ。新型コロナウイルスで打撃を受けた経済の立て直しや物価高対策で歳出が拡大傾向にある中、経済再生と財政再建の両立を図る難しいかじ取りを担う。

 矢野氏は2021年7月、次官に就任した。21年10月発売の月刊誌への寄稿で自民党総裁選などでの政策論争を「ばらまき合戦のようだ」と指摘。現職財務次官による異例の意見表明として注目を集めた。