【ジュネーブ共同】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は16日、世界の難民に関する報告書を公表し、紛争や迫害で国外に逃れた難民や難民申請者、自国内で居住地を追われた国内避難民などの総数が2021年末時点で、過去最多の8930万人に上ったと発表した。増加は10年連続。

 今年に入ってからのロシアのウクライナ侵攻を受け、状況悪化に拍車がかかっており、UNHCRは先月23日、総数は1億人を超えたとしていた。グランディ難民高等弁務官は「紛争を終結して持続的な解決策を見いださない限り、このひどい傾向は続くことになる」と訴えた。