奈良県庁の職員だった西田幹さん=当時(35)=が2017年に自殺したのは、過重な業務でうつ病を発症したのが原因だと認め、県に計約6811万円の賠償を命じた奈良地裁判決に関し、県は14日、控訴を断念したと発表した。原告側も控訴せず判決が確定した。14日が控訴期限だった。

 荒井正吾知事は、控訴しない理由を「職員が自殺したという結果の重大性を踏まえ、遺族の願いである再発防止に早く取り組むため、判決を受け入れることにした」とのコメントを公表。「県行政の責任者として大変申し訳なく思う。職員の健康管理や勤務管理の改善に努める」とした。