2011年3月の東日本大震災で犠牲になった七十七銀行女川支店(宮城県女川町)の行員遺族らが11日、町の所有地から今年5月に移設した慰霊の石碑に集まり、祈りをささげた。同町にある敷地は自分たちで購入、整備し「女川いのちの広場」と命名。石碑は正面が毎年3月11日に太陽が昇る方角を向くように置いた。

 同支店では、従業員らが上司の指示で屋上にとどまって津波にのまれ、12人が犠牲になった。長男健太さん=当時(25)=を亡くした田村孝行さん(61)は、新たな場所で「ここからまた新しい出会いが生まれることを願っています」とあいさつした。

 小学生らは花壇に植栽した。