【シンガポール共同】岸田文雄首相は10日夜(日本時間同)、シンガポールでのアジア安全保障会議で基調講演した。ロシアによるウクライナ侵攻は対岸の火事ではないとして、中国を念頭に、東・南シナ海での力を背景とした一方的な現状変更を批判。日本は「アジアに迫り来る挑戦・危機にこれまで以上に積極的に取り組む」として、防衛力を抜本的に強化すると表明した。

 来春までにインド太平洋の海洋秩序維持に向けた新計画を策定すると言明。この地域の国に対する巡視船供与や海上輸送インフラ整備のため、今後3年間で約20億ドル(約2680億円)以上の支援を実施すると述べた。