岸田文雄首相は10日昼、シンガポールで開かれるアジア安全保障会議に出席するため、政府専用機で羽田空港を出発した。出発に先立ち、同会議で行う基調講演について「国連安全保障理事会の非常任理事国に選出された平和国家として、私の平和へのビジョンを世界に発信していきたい」と官邸で記者団に語った。

 基調講演では、インド太平洋地域の海洋秩序維持に向け、海上保安能力向上のため20カ国以上で技術協力を進める考えを表明する方針。中国の覇権主義的な動きを念頭に、来春までに「自由で開かれたインド太平洋」を推進する計画案を策定する意向も示す。