日本で初めて時刻制度を導入したとされる天智天皇を祭る近江神宮(大津市)で「時の記念日」の10日、時計の発展を祈願する「漏刻祭」が開かれた。コロナ禍のため過去2年は神事のみに縮小されていたが、3年ぶりの通常開催となった。

 王朝装束を身にまとった時計業界の関係者や、袿袴姿をしたびわ湖大津観光大使の女性らが、笛や太鼓の音色に合わせて石段を上り、国内時計メーカーの新製品などを奉納した。

 佐藤久忠宮司(87)はロシアのウクライナへの軍事侵攻に触れ「時の記念日は国境に関係なく平等に生きるという平和の祈願祭。世界に日本から発信していかないといけない」と話した。