日銀の若田部昌澄副総裁は1日、最近の物価上昇について、一部のエネルギーや食品の価格は上がっているが「大部分の価格は依然としてあまり上昇していない」と述べ、1970年代のような「大インフレ時代が再来することには懐疑的だ」との認識を示した。日銀が目指すデフレ脱却には至っていないとして、粘り強く金融緩和を続ける考えも示した。

 岡山県の経済界関係者らとの懇談で語った。4月の消費者物価は生鮮食品を除く指数で前年同月比の伸び率が2・1%となり、日銀の物価上昇目標の2%を超えたが、若田部氏は「あくまでもエネルギー価格の上昇を主因としたものだ」と指摘した。