5月31日夕から6月1日朝まで東京商品取引所で行われた中東産原油先物の夜間取引で、指標価格が一時1キロリットル当たり8万3600円に上昇し、2008年8月初旬以来、約13年10カ月ぶりの高値を付けた。欧州連合(EU)がウクライナに侵攻したロシアからの石油輸入を部分的に禁止することで合意したため。

 この制裁発動に伴ってEU諸国で中東産原油への需要が急増し、価格が上がるとの予想が広がり、先物が上昇した。

 ただ、制裁の具体策が不透明との見方も根強く「先物価格は急上昇後に急落する場面もあり、とても不安定だった」(大手証券)という。