生後5カ月の長女を揺さぶるなどし急性硬膜下血腫と眼底出血のけがを負わせたとして、傷害罪に問われた父親(32)に新潟地裁(佐藤英彦裁判長)は9日、「暴行を加えたとは認定できない」として無罪を言い渡した。求刑は懲役2年6月。長女は一時入院したが明らかな後遺症はなく、親元を離れ暮らしている。

 判決理由によると、長女に急性硬膜下血腫などの症状があったとは認定したが、検察側が主張していた父親の暴行は「脳に損傷を生じさせるほどの強い力が加わったことを推認させる所見が認められない」と否定した。

 新潟地検は「主張が認められず遺憾。適切に対処したい」とコメントした。