自民党は、夏の参院選山形選挙区(改選数1)を巡り、5月中にも開く山形県連会合で独自候補の擁立見送りを決定する方向で最終調整に入った。2022年度予算に賛成後、政策協議などで関係が近づく国民民主党の現職に配慮する。関係者が9日、明らかにした。

 自民は、国民が日本維新の会と交わした参院選の相互推薦を巡る文書に盛り込まれた「政権交代を実現」の文言を問題視していたが、文書の白紙撤回が2日に決定し「見送りの環境が整った」と判断した。

 山形を含め32ある改選1人区の勝敗が参院選の結果を左右するとみており、国民を与党寄りに引きつけ、野党の共闘を阻止する狙いがある。