【ワシントン共同】米首都ワシントン中心部の連邦最高裁の周囲に6日までに高さ約2・4メートルのフェンスが張り巡らされた。人工妊娠中絶の合憲性を転換する多数派意見の草稿が2日にメディアに流出して以降、最高裁前で連日デモが行われているのを受けた措置。デモ参加者らは「平和な抗議活動に対する過剰反応だ」と批判の声を上げている。

 米国で人工妊娠中絶は約半世紀にわたり最高裁判決で合憲とされてきており、流出した草稿への国内の衝撃は大きい。最高裁の敷地前では6日、小雨の降る中、中絶の権利擁護を訴える約20人が「中絶は医療だ」などと書かれたプラカードを掲げ、抗議した。