沖縄選出の国会議員として初の閣僚を務めた故上原康助氏が、「沖縄独立の志」(仮題)と題する草稿を書き残していたことが6日、分かった。日本からの独立が法的に可能か検証し、米軍基地問題や経済政策なども幅広く考察した沖縄独立論で、「日本政府が納得する独立には一国二制度を選択するのが最も現実的だ」としている。沖縄の在り方を考える上で貴重な資料となりそうだ。

 草稿は1997~98年に書かれ、9割程度が完成。保管していた出版プロデューサーの岡村啓嗣さんは「単行本として出版予定だったが、上原氏側から出版できなくなったと連絡があり、そのまま私の書斎に眠っていた」と話す。