【マニラ共同】フィリピン沿岸警備隊はマニラの本部前の埠頭で6日、日本から円借款で供与された主力巡視船の就役式を開いた。全長97メートル、2260トンで、同警備隊で最大。6月には同型の2隻目も引き渡される。同警備隊は南シナ海に2隻を配備する方針。日本は中国の海洋進出への抑止力になると期待する。

 式典に出席した越川和彦大使は、4月に東京で開いたフィリピンとの外務・防衛閣僚協議(2プラス2)で、中国が軍事活動を活発化させる東・南シナ海の情勢に深刻な懸念が示されたことに言及。「海洋国家として自国海域の法執行を確実にすることは両国の国益に直結する」と強調した。