東京電力は5日、福島第1原発の処理水を海洋放出する「放水口」の整備に向け、海底の掘削を始めた。当初は4月中の開始を目指していたが、天候などの条件がそろわず、開始を遅らせていた。

 海底トンネルの放水口となるコンクリート製の構造物を設置するための工事で、今後、掘削した面を捨て石で覆う。計画では、掘削を7月上旬に終え、8月上旬までに一連の準備工事を終える見通し。

 東電は、海底トンネルを新設し、処理水を原発の沖合約1キロで放出する計画を提示。本格的な工事は、計画の認可や地元自治体の同意を得て着手する。