北海道・知床沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU 1(カズワン)」が沈没した事故で、第1管区海上保安本部(小樽)は5日午後、ロシアが実効支配する北方領土・国後島周辺の海域で行方不明者の捜索を始めた。海難事故での対応に関し、ロシアと締結するSAR協定に基づき合意した。捜索範囲を拡大し、依然行方不明となっている12人の発見を目指す。

 事故は4月23日に知床半島西側で発生。死亡した14人はいずれも現場から東側に流された場所で見つかっている。海保は同25日にロシアの国境警備局に捜索範囲を広げることを通知し、調整が続いていた。