原発の安全性を問題視した原告らの願いは提訴から10年半を経て結実した。札幌地裁が31日、言い渡した北海道電力泊原発訴訟の判決。谷口哲也裁判長が冒頭に全3基の運転差し止めを命じる主文を読み上げると、廷内からは小さな声で「よし」「やった」と喜びをかみしめる声が聞かれた。原告らは理由の朗読に何度もうなずいたり、ほほ笑んだりしていた。

 地裁前では、庁舎内から走ってきた原告団の関係者らが「差し止め認める」と記された旗を掲げた。傍聴席の抽選に漏れ外で結果を待っていた支援者らからは「おお」とどよめきが上がり、万歳をする人もいた。