世界に衝撃を与えたロシアのウクライナ侵攻が続く中、日本国憲法が施行75年を迎えたことに3日、戦争体験者らから「日本は憲法に基づく対話による平和を」と声が上がった。タカ派の政治家が侵攻をきっかけに、戦争放棄をうたう9条の改正を唱えていることに、冷静な対応を求めた。

 広島県原爆被害者団体協議会の佐久間邦彦理事長(77)は9条改正論について「戦争を二度としないと決めて75年間、何とか守ってきたから今日がある。その経緯を軽んじている」と非難する。「9条は軍事力ではなく、対話で平和を実現しなくてはならないという趣旨だ。いかに生かすかが問われている」と訴える。