北海道・知床沖で観光船「KAZU 1」が沈没した事故で、斉藤鉄夫国土交通相は2日の対策本部会議で、船体の引き揚げに関し「民間業者の専門技術を活用しつつ、国交省の総力を挙げて準備を開始してほしい」と指示した。海上保安庁は同日、深い海への潜水が可能な「飽和潜水」という専門技術を持つ民間業者と契約し、5月中にも船内の捜索を始めると明らかにした。難航している船体調査が進展する可能性がある。

 第1管区海上保安本部は同日、運航会社「知床遊覧船」(斜里町)の桂田精一社長(58)と豊田徳幸船長(54)に対する業務上過失致死の疑いで、同社事務所や社長の自宅を家宅捜索した。