秋田市の「一つ森公園」でこのほどササの一種、スズタケが一斉に開花した。秋田県立大の蒔田明史教授(森林生態学)によると、秋田での開花確認の事例はほとんどないという。愛知県での文献調査では約120年前に1度咲いた記録があり、物珍しい光景が市民の目を楽しませている。

 12日、日本庭園に向かう階段に沿って約10メートルにわたって咲いたスズタケは、黄色いめしべがさりげない存在感を漂わせていた。蒔田教授によると、ササは一生に1度しか花を付けず、枯れた後は数十年かけて再生する。スズタケは主に太平洋側の少雪地域に生息。開花時期は1~2週間で、同時に枯れるという。