【キーウ共同】ウクライナ初代大統領のレオニード・クラフチュク氏が10日死去した。ウクライナメディアが伝えた。88歳だった。昨年6月に心臓の手術を受け、病床にあった。

 旧ソ連末期の1991年12月1日に初代大統領に当選。保守派の反対を押し切って核放棄を決めた。同8日、エリツィン・ロシア大統領(当時)らと、ソ連消滅と独立国家共同体(CIS)創設で合意した。ウクライナのゼレンスキー大統領は「自由の価値を知っていた。心からウクライナの平和を望んでいた」と哀悼の意を表した。

 34年、旧ソ連ウクライナ共和国ロブノ州生まれ。94年の大統領選で、クチマ元首相に敗れた。