【マニラ共同】9日のフィリピン大統領選の暫定集計で、マルコス元上院議員(64)は3千万を超える記録的な得票を誇った。副大統領選で勝利したドゥテルテ大統領の長女サラ氏(43)と選挙戦で連携したことも追い風となった。ドゥテルテ氏の後継者を自任するが、現政権下でぎくしゃくした対米関係の再建や、新型コロナウイルスの流行で落ち込んだ経済の回復が課題となる。

 長期独裁を敷いた父の故マルコス元大統領は、多数の市民が拷問、殺害される惨事を招き、1986年に国を追われた後、不正蓄財が露呈。マルコス氏の悲願だった一族の復権に拒否感を抱く国民も多い。