第2次世界大戦で戦死した画学生たちの遺作を展示する長野県上田市の美術館「無言館」が開館25周年を迎えたのを記念し、俳優の吉永小百合さん(77)と館主の窪島誠一郎さん(80)が10日、同館で対談し、平和への思いなどを語り合った。

 長野県在住の20~30代の約20人を前に、窪島さんは「戦争で命は失われても、作品が残っている限り、彼らは死なない」と力説。吉永さんも「父は戦場に向かう船に乗った後、病気が見つかったために生き延びて、私が生まれました。画学生の絵を見ると、そんな記憶がよみがえってきます」と話し、絵を次代へ継承してほしいと訴えた。