1985年に520人が犠牲となった日航ジャンボ機墜落事故の現場、群馬県上野村の「御巣鷹の尾根」が29日、冬の閉山期間を終え、登山道が開通した。霧が立ち込める中、遺族関係者らが尾根に登山し、点在する墓標の前で故人をしのんだ。

 事故で美谷島健君=当時(9)=を亡くした母邦子さん(75)と20年以上親交している前橋市の中村香代子さん(70)は健君の墓標に持参した手作りのこいのぼりを飾った。「こどもの日に向けてプレゼントした。喜んでもらえれば、うれしい」と語った。邦子さんは遺族らでつくる「8・12連絡会」の事務局長。