3月に震度6強の地震に襲われた福島県相馬市の松川浦地区で29日、休業を余儀なくされている旅館の若旦那らが被災地を盛り上げようと、海産物を炭焼きする伝統の「浜焼き」イベントを始めた。5月8日まで。

 広い潟湖を望む旅館や民宿が集まる通りに、焼き物の香りが漂うと多くの観光客らが列をつくった。

 ツーリングで訪れた福島市の会社員(28)は、ツボダイをほおばり「食べ応えがあり大満足。また来たい」と喜んだ。

 一帯は11年前の東日本大震災の津波で壊滅的な打撃を受けた。「浜焼き」も途絶えていたが昨年秋に復活。4月から浜焼き付きの宿泊プランを始める矢先に被災した。