大手電力10社の2022年3月期連結決算が28日出そろい、東北、中部、北陸、中国、四国の5社の純損益が赤字に転落した。残り5社は減益だった。ロシアのウクライナ侵攻で火力発電の燃料に使う液化天然ガス(LNG)や石炭などの価格が高騰して収益を圧迫した。燃料高の影響は長期化する恐れがある。

 東北電力は3月の地震で損傷した火力発電所の復旧費用も計上し、9年ぶりの赤字に転落。北陸電力と中国電力は連結決算を始めた1995年3月期以来、最大の赤字額となった。中部と四国の両電力会社はいずれも8年ぶりの赤字だった。