証券大手5社の2022年3月期連結決算が28日、出そろった。ロシア軍のウクライナ侵攻を受けて株式市況などが荒い動きとなる中、投資を手控える姿勢が強まり、5社いずれも純利益が前期を下回った。相場操縦事件で元副社長らが起訴されたSMBC日興証券は、事業への影響が鮮明となった。

 最大手の野村HDの純利益は前期比6・6%減の1429億円。米子会社の取引に関連した費用計上が響いたほか、米顧客の取引に絡む損失処理も含め計1200億円超の利益下振れ要因となった。同じく米顧客との取引に絡んで300億円弱の損失を計上した三菱UFJ証券HDも56・2%減の172億円だった。