東京電力福島第1原発事故でかつて避難指示区域だったJR常磐線夜ノ森駅(福島県富岡町)の構内で28日、除染のため一度は切り株だけになったツツジが赤や白の花を咲かせ、見頃を迎えている。町によると、例年は5月中旬まで楽しめる。

 JR東日本によると、構内の斜面にはツツジ約6千株が植えられ、原発事故前は線路を取り囲むように花が咲き、通過する特急列車も速度を落として乗客を楽しませていた。しかし2017年冬に放射性物質を取り除くため幹や枝を伐採。近年は樹勢が回復した数十株が花を咲かせている。

 近くに住む佐々木千代子さんは「花は年々大きくきれいになってきた」と話した。