日銀は28日、金融政策決定会合後に公表した「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」で、2022年度の消費者物価の前年度比上昇率見通しを1・9%に引き上げた。日銀が掲げる物価上昇目標の2%に接近した。ロシアによるウクライナ侵攻を背景とする原油や穀物の価格高騰に加え、円安進行の影響を反映した。1月時点では1・1%としていた。デフレ脱却を目指し、長短期の金利を低く抑える大規模な金融緩和策は維持した。

 日銀の発表を受けて、外国為替市場では円安ドル高が急速に進んだ。

 23年度の物価上昇率の見通しは、原油高の影響が和らぐと見込み、1・1%とした。