2月に91歳で亡くなった俳誌「ホトトギス」名誉主宰で俳人の稲畑汀子さんが生涯を振り返る言葉を残していたことが28日、分かった。5月下旬刊行の全句集「稲畑汀子俳句集成」(朔出版)の後書きで「私の人生は俳句と共に生き、俳句と共に終末を迎えるでしょう」などと最晩年の思いが記されている。

 昨年9月15日付で、400字詰め原稿用紙に換算して1枚半ほどの分量。稲畑さんは「人間の一生は短いようで長く、長いようで短い。その中で俳句は私にとって全生涯の拠り所でありました」と述懐した。